フィンランドと日本の幼児教育の違いって?②
ちなみに日本で言われている北欧とはノルウェー、スウェーデン
デンマーク、フィンランド、アイスランドのことですね。
北欧の中でも国によって政策は少し違っているんですが、今回は
私がフィンランドに来る前に聞いていたフィンランドの幼児教育についてと
実際に自分が過ごしてみて感じた違い
また日本との幼児教育やその環境の違いについて紹介したいと思います。
フィンランドに来る前のフィンランドの幼児教育のイメージ
①子どもたちが静か
②大人が大声を出さない
③子どもたちが伸び伸びと過ごしている
④勉強をしない
⑤外遊びをよくする
これが私がフィンランドに来る前に本とかを読み想像していたフィンランドの幼児教育でした。
実際に10か月保育園で過ごしてみるとこんな感じで変わりました。
実際のフィンランドの幼児教育
①子どもたちが静か
→基本的には園の中で静かにして外遊びの時は騒いでもいいという方針です。
でも園の中でも子どもたちは走ったり叫んだりしているので毎回注意をしなくてはいけません。
静か・・・ではなかったです。
フィンランド人はシャイと言いますが保育園の中ではみんなよく喋ってよく笑っていました。
一体いつからシャイになるのかな・・・
②大人が大声を出さない
→外遊びの時には子どもが危ないことをしていると遠くから大声で叫びます。
先生たちは子どもと一緒に遊ぶというよりも遠くから見守っていることが多いので
聞こえるように大声で注意していました。
③子どもたちが伸び伸びと過ごしている
→基本的に子どもたちは自分が何の遊びをしたいのか選ぶことが出来ます。
工作づくりがある時も全員一斉にやるのではなく、順番に時間をかけて
やっていたので焦る様子もなくゆっくりとやっていました。
あまり大人(先生)が遊びに干渉しないので伸び伸びとしているのかなと思いました。
④勉強をしない
→日本の幼稚園は文部科学省の管轄であり教育を主に学びます。
体操の授業があったり言葉を学びます。
フィンランドではそのような授業という時間は無くて、遊びの中から
自然と学習していくようなプログラムを行っています。
だからこそ子どもたちも伸び伸びしているのだと思います。
⑤外遊びをよくする
→これは本当に日本とは違うなと思うことで、雨が降っていても
かっぱを着て外に遊びに行きます。
お昼前に1時間、おやつ後に親が迎えに来るまで1時間くらい
外遊びの時間がとってあります。
子どもたちは主においかけっこ、砂場遊び、遊具で遊ぶ、ボールで遊ぶ
ホビーホース(分からなかったらクリックしてみて下さい)をしています。
夏は太陽の日差しが強くなるので日焼け止めを持ってきたりサングラスを
持ってきたりして日焼けを防止しています。
ちなみに雨の後子どもたちの着替えを手伝うのが一番大変です。
かっぱがドロドロびしょびしょでそれを何十人分も片づけるって・・・
あと週に一回はお散歩の日があります。これは雨だと違う日に変わったりするのですが
主に近所の公園に行きます。私の保育園は海が近くにあるので
海に遊びに行くこともあります。冬は海も凍るのでその上を歩いたりします。
実際にイメージ通りのこともあったりなかったり。
これは約1年間いたからこそ実感できたものだなと思います。
でもこれはあくまで私のいた保育園での話なので他の場所だと違うことも
あるかもしれません。一例だということのご理解お願いします。
意外と長くなってしまったので(毎回言ってる気がする)
私が感じた日本の幼児教育とフィンランドの幼児教育の環境の
違いというのを次で書きたいと思います。
今日は夏至でフィンランドでは明日が夏至祭で休みになります!
サマーコテージに行ってゆっくりしてきます~

Photo:Kotka
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